ここ数日のあいだに遭った事を、
人にはそれぞれ大切にしている物事があると思われます、
それが、人であるのか?物であるのか?時には形等では形容し得ない事も、
先週のある日の夢から事が始まりました。
その夢とは、
とても、とても大切に思って止まない人の死、あまりのショッキングな事に目を覚まし
ました、額と首筋に嫌な汗が、 気を取り直してもう少し眠る事に、
こんな事は初めてでした、先に見た夢の続きを見てしまい又目覚めてしまいました、
今までに無い内容と事の衝撃の大きさにおののく様に床を後に起き上がりました。
どれほどの夢を見ようとも起きてその日の生活が始まれば大抵の夢等は忘れてしまうこと
ばかりなのですが、頭のすみから離れませんでした何をやっても手に付かず。
そんな思いで2日程過ぎこの日もお店を開ける為に仕入れをし戻ってエレベーターを
待っていました、3Fから降りてきた男性2人その1人が昔なじみにソックリ!瓜二つ!!
その彼はとても忙しく日本中をめぐり新しい店舗の立ち上げをしていたためまさかの
他人の空似と思っておりましたら、翌日お店を開け暫くしたらその2人連れがお見えになり
まして顔を見るなり○×△□#%$&=〜¥やはりその人本人でありました、
7年ぶりの再会に沸き上がりなんでも話を聞くと来る7月20日ごろに同じビルの
1FにてCafeをOPENすると云うではありませんか!
お互い顔を見合わせ『又何か面白い事が始まりそうな予感がするなっ!』
と意見が一致した次第であります。
そして、とどめが、また悲しい出来事でした、
日曜の営業中に1本の電話がちょうど火を使っていたので電話に出た店長に折り返す
旨を伝えてもらいました、やっとの思いでオーダーをこなしホッと落ち着いたところに
また電話のベルが・・・今度は先ほどの友人とは別の友人から、
先の電話の主と共に共通の友人の訃報の知らせでありました、
店がたまたま忙しくもありつい先月には又別の友人の結婚式の2次会にて本人と会い
もの凄く元気な彼の姿を目の当たりにしたばかりでしたので電話をくれた彼に
『馬鹿な冗談を言うな!こっちは忙しいんだ!!それについ先だって
元気な彼に会ったばかりだ!』
と云うと受話器の向こうで一瞬黙る彼、
その、一瞬の沈黙が全ての真実を物語りました。
黄泉に召された彼はとても心優しい人でありました、
通夜に馳せ参じご家族への挨拶途中にも溢れ出す涙を止める事は出来ませんでした。
翌日の葬儀はご無礼しようとも思いましたが後に後悔を残すのは止めようと思い
参列いたしました、
通夜の席で十分涙を零したので葬儀では少なくとも胸を張り微笑みで見送ろうと
決めていたのに・・・
どれだけ年を重ねても人の死には馴れる事はありません、
こうして今も生きている自分の弱さを心の何処かで情けなく感じてしまいます。
彼はとてもお酒が好きでした、そして人が好きでした、それぞれに携わる仕事に
自信と満足していた事でしょう、
彼とは年も近いだけにショックではあります、
在り来たりですが、 頑張って生きて行くしかないのです。
もう1度彼とグラスを傾けれるならこの1本を・・・
CASTELLO
DI
BARUBARESCO
GURAPPA SPERSS
GAJA
グラッパです、キツい酒です、でも、薫り良く美味しい酒です、
今宵は一人、彼との思い出をつまみに酔いつぶれます。
イタリアの好きな彼の為の私からのレクイエムは、

クリス ボッティです、KOOLな感じです、
今夜は何故かもの悲しげに聴こえます、
旅立った彼へ、 ”ありがとう”
PORTOBELLOのマスターでした。
